車日記(2002年4〜6月)。
2002/06/25
ゆっけとコジコジ先生にくっついて、インプレッサ(GDA)の試乗に行く。グレードはNB-R。NBよりもちょっとSTiに近い感じらしい。長々と乗らせてもらい、非の打ち所がない、と言うのが正直な感想。エンジンは9.0と言う高い圧縮比で下からちゃんと扱いやすく、吹けは私的には普通よりは軽いぐらいと言う印象だが、同クラスの車と比べれば間違いなく軽いだろう。足も完璧で、ロールしない割に乗り心地は悪くなく、鼻の入りもめちゃくちゃ良い。ステアを切ればスッと何の苦労もなく鼻が入る。こんなに扱いやすくて良いんだろうか、と思ってしまうぐらい。シフトフィールも文句なし。ブレーキの制動力はありすぎるぐらい。もうちょっと初期制動がない方が好みではあるが。個人的には、もうちょっとヒール&トーがやりやすく、エンジン音が室内に入ってきても良いなと思ったが、これは自分でどーにでもできるし、大した問題ではないだろう。

ただ、このクラスの車は自分にはオーバースペックだな、と再認識したのもまた事実。公道を走るだけならエンジンも足も使い切れないだろうし、あれだけの長さのボディは私には大きすぎる。自分には、車重1t前後、排気量2l以下、全長4m以下、ってぐらいが丁度良い、となると、ハッチバックと2シーターぐらいしか選択肢がなくなるのが何とも言えないが、まあそんなもんだろう。

2002/06/24
修理から上がってきて以来初めて、ゆっけと共にAWでフラフラ。途中、エアコンを入れたままでエンジンを切ると、エンジンルームからギア鳴りのような音が聞こえることに気付く。エアコンを切っていればなんともない。ひょっとして、エアコン切らないでエンジン止めると、コンプレッサーにダメージが加わってしまうのだろーか。エアコンを切らないでエンジンを止めるってことは、電磁クラッチが繋がったままエンジンが切れるってことだから、コンプレッサーを強制的に止めてしまう、と。コンプレッサーは慣性で回り続けようとするのに無理矢理止めようとするから、どっかしらにダメージが来る、と言うことになるのかなあ。所詮コンプレッサーなんて気体を圧縮してるだけなんだから、って言っても、扇風機なんかの電源を切ったと同時に、フィンを無理矢理止めるようなもんか。コンプレッサー自体が無事でも、それを止めようとする部分にダメージが来るかもしれないし。何にしろ、エアコン切ってからエンジン止めるのが安全だわな。本当の所はどーなのかは、今度ディーラーに行ったときにでも聞いてみよう。

2002/06/16
バイトをほんのちょっとだけ早引けして、帰りがけにビスタへ。営業さんと挨拶を交わしただけで、AWは洗車中でもうすぐ終わると伝えられる。顔を覚えられてしまったようだ。代金は、最終的に100k弱だったところを89kにしてもらってしまった。大まかな部品代(技術料)は、レトロフィット付きエアコン修理が4k(7.5k)、真空引き&ガスチャージが7.2k(4.7k)、A/Cサイクル&漏れ点検(4.7k)、コンプレッサが43k(15k)、レシーバが3.4k(4.7k)、合計で57k(37k)で94k(税別)だった。バイトの後だった所為か、支払いの時に何の痛さも感じない自分。しかも、これも勉強と思えている自分。またイヤなものに慣れてしまったなあ。

今回の件では、リビルト品はやっぱり当てにならんのかな、と思った。特にその部分の故障が多い、いわゆる弱点となっている箇所は、リビルト品で修理しても所詮は延命措置、と言う認識になった。みきおくんもR31時代に、パワステポンプのリビルト品が素早く逝った経験があるらしいし。そもそも中古品、ひょっとすると一度死んだのを修理したものに、新品並の耐久性を期待するのが間違ってるんだろうけど、それでも2年は早いよな。やはり新品の方が、それまで10年近く持ったわけだし、対策品になってるかも知れないし、その時に多少高く付いても、長く乗る気ならその方がベターだった、ってことだろう。まあ、勉強になったよ。

2002/06/15
バイトに行く途中、ビスタから電話。修理が完了したとのこと。引き取りに参上できそうな日時を伝える。思いの外、早かったなあ。

2002/06/12
部室でイングランド-ナイジェリア戦を見ていると、ビスタから電話。結局、コンプレッサーは交換と言うことで、総額94kになったものの、何とか90k以下にしていただけるとのことだった。ここでどうしましょう、になるわけだが、やっぱりエアコンを修理しないと言う選択肢はないので、そのままやっちゃってください、と言う運びとなった。

ちょっと経った後、気になったことがあったのでビスタに電話。さっきの電話で、デンソー以外のレトロキットは扱っていないのは聞いていたのだが、サンケンのレトロキットを使うことはできないかを、一応聞いてみようと思った次第。色々話を伺うと、それを使うことは可能ではあるようだが、電装屋さんではR-12仕様のままでの修理はやっていないのに加え、総修理費からレトロキットの値段を引いた値段は、1万少々ぐらいしか変わらないらしい。結局、R-12のままで修理できないのであれば、サンケンのそれを使うことはできないし、どっちのキットを使ってもあんまり値段が変わらないと言うことで、当初の予定通りで行くことに決定する。お手数を掛けて申し訳なかったが、おかげで気持ちよく修理をお願いできると言う物だ。

……。と、言い聞かせたいところなんだけど、やっぱりエアコンに一年90kとか掛かってるのは勘弁して欲しいよなあ。エアコン修理だけで合計300k近くだよ、マジで。これはやっぱり、学生風情にエアコンは贅沢だってことですか?ああ、タイヤも買わなきゃならないし、税金も払わなきゃならないし、秋には車検か……。ほんと、メゲそう……。

2002/06/09
バイト開始前にビスタに電話をすると、担当の方は丁度作業中とのことだった。10分ぐらい後に電話をくれるとのことだったが、バイトが始まってしまうので、夜にでも向こうにお邪魔することにする。

バイトを早引け後、その足でビスタへ。結局の所、レトロキットを適応するのは、故障がない状態で40kというのは変わらず、具体的な値段はコンプレッサーの壊れ具合に依るようだ。ビスタとしては、コンプレッサーのセンサー部分からのオイル漏れと、高圧側と低圧側の圧力が基準値から外れていたことから、コンプレッサーに異常があるんじゃないか、と言うことしかわからないらしい。センサーの所を直せれば良いが、部品が単品で出てくるかがわからないので、最悪の場合はコンプレッサーを交換することになり、その場合はレトロキット適応と併せて90kコース、とのこと。その値段を聞いた途端に脱力する私。やっぱそんぐらい行っちゃうんですか?

一応、この値段は最悪の場合と言うことで、電装屋さんに見積もりをもらって初めて具体的な値段がわかるらしい。と言っても、コンプレッサーを降ろしたりしなければならないので、見積もりをもらうと工賃が掛かってしまうんだが。また、レトロキットを適応しなければこれより安い値段にはなるが、R-12は高いし、コンプレッサーを降ろしたついでにやれば、別々にやるより安上がりになるので、長く乗るつもりならばついでにやってしまった方が良いんじゃないか、と言うお話だった。つまり、今後の選択肢としては、コンプレッサーを直してR-134a仕様に変換、コンプレッサーを直してR-12仕様のまま、エアコンは修理しないの三択となるわけだ。

いろいろと話を伺いつつ、どーすりゃ良いのかを考えていたが、結局、エアコンを直さないなんて選択肢は自分にないことに気付き、とりあえず見積もりをもらうことに決定。見積もり次第でレトロキットを適応するかを考えることにするが、レトロキット適応もやってしまうんだろうなと、自分でも思う。R-134a仕様にすると、ゴムホースをR-134aが徐々に通過してしまうようだが、1年でガスがなくなってしまうよりはマシだろう。ほんと、エアコンにどんだけ掛かるんだ?この車。

なお、リビルド品に関しては、修理の箇所がわかるわけではないらしい。特に、どの辺の消耗品は交換しなければならない、と言うように決まっているのではなく、ただ単純に修理して正常に動くようになっていれば、リビルド品として扱っても大丈夫なようだ。うーん、この辺ってどうにかならないものかなあ。物によって交換部品が決まっていて、このメニューをこなせば複数年保証、とかそーゆーものがあれば良いんだが。せめてOリングとかの消耗品は全交換を義務付けて欲しいところだ。そうじゃなければ、所詮は中古品と言うマイナスイメージは払拭できない、と言うか、私には所詮は中古品と言うイメージが付いてしまった。それとも、今回のパターンは消耗品以外のところが死んでどーにもならない、ってことなんだろうか。

2002/06/08
バイトから帰ると予定通り連絡が入っていたが、結構複雑になっているから電話をくれとのこと。うーん、とりあえず電話して、必要があればバイトを早引けして相談に行く、ってところかな。

2002/06/07
家から帰ると、ちょうどビスタから電話。話によると、配管の方からの漏れはそれほどなく、コンプレッサーの回転センサの所からオイル漏れがある、とのことだった。……。コンプレッサーは交換したばっかりなんだけど……。と同時にレトロキットの値段は、SW用ならば40k台との話だった。AWは設定がないらしい。キット内容は、ガス、充填用のバルブ、低圧高圧の各ホース、コンプレッサーオイル。でも、定期的に配管をガスが通過してしまうようで、定期的にガスが減るらしく、さらに、レトロキットを適応する場合も、コンプレッサーのオイル漏れはどうにかするしかないらしい。R-12も高くなるし、修理ついでにキットを適応した方が建設的だろう、と言う話だった。とりあえず、コンプレッサーを直す具体的な料金がわからないので、明日にでもその電話をいただき、それをふまえて私がまた相談に参上するなり電話するなりをすることにする。

日記を調べてみると、コンプレッサーを交換したのは2年前、2000年5月だった。えーっ、たったの2年で終了ですか?総額107kとか払って2年しか持たなかったりしちゃうんですか?コストパフォーマンスが悪すぎでしょそれ。どっかの電機メーカーの製品ならわからでもないけど、コンプレッサーが2年しか持たないというのは聞いたことがないぞ。それまでついてたヤツも10年以上持ったんだし、リビルド品ってこんなもんなんですか?リビルド品って、新品同様品じゃなくて、壊れたところを直して壊れてないところはそのまんまの中古品、と認識を改めろってことですか?そんなんで中古品より高くて、壊れて直したら新品の方が安くなるってんだったら、ただの中古品の方がマシなんじゃないんですか?勘弁してくれよほんと。私のことだから、一番最初にコンプレッサーが壊れたときにレトロキットの存在を知ってても、コンプレッサー直せば修理完了って考えてただろうなあ。勉強になったで済ませるにはちょっとしんどいなあ。これは。しかし、エアコンだけでどんだけ金が食われるんだこの車。

2002/06/06
思い立って、エアコンの配管のチェックをする。サクッと前をジャッキアップ。ステアリングラックの下にあるエアコンの配管は、何も外さずに見ることができた。黒い物が付着していたのは、左側の太い方の継ぎ目の辺りで、右側の細い方は大丈夫だった。Web上では、配管の増し締めで対応していたところがあったので、私もマネしようとする。管はオープンエンドレンチを2本使い、小さいレンチで回り止めをして大きいレンチで締める、と言う構造。とりあえず、自分の持っているレンチを片っ端から当ててみるものの、どちらの管も片方のレンチはあるけどもう片方がない、と言う状態だった。太い方は22mmと27mm、細い方は19mmと22mmが必要のようだ。22mmはあるんだが、それ以外は持っていない。つーか、27mmなんか持ってねーよ普通。レンチがなきゃどーにもならないので、とっととAWを降ろし、部品の注文と相談とを兼ねて立場のビスタへ行く。

とりあえず、配管の継ぎ目に黒い物が付着していたことを報告。増し締めで対応しようとしたことを伝えたが、もしそこから漏れているのならば、Oリングの問題で増し締めだけでは解決にならないだろう、とのこと。1年前の修理で入れたガスがもう抜けるのは、やはりどこかに異常がある可能性が高いだろう、ただガスを足すだけじゃなく、Oリングと言う考えで一致。ひとまずAWを預けて具体的な見積もりを頂き、その後判断を決めると言う方針で行くことにする。うーん、安く済めば良いんだけど。

さらに、そのついでにキャッスルMPグリスの注文をお願いしようとする。が、でっかい缶でしか出てこないらしい。さすがにそれだけの量は、使い切れないのが目に見えているので注文は諦め、クラッチペダルのバネの所ならばモリブデングリスで代用できるかを聞く。と、まあ大丈夫だろう、とのこと。ペースト状ではなく、スプレー缶のそれと伝えるのを忘れたが、問題ないだろう。たぶん。

帰り際、思い立ってR-134aに変換する、いわゆるレトロフィットキットは扱っているかをたずねると、ちゃんと扱っているらしい。具体的な金額はその場ではわからなかったが、前述のエアコンの見積もりと含めて後日電話をいただけるとのこと。どちらにしろ、また100kコースというのは勘弁だ。

2002/05/29
最近エアコンが余り効かないなあ、と思っていたので、ボンネット内のレシーバを見ると、気泡が盛大に流れていた。……。ガスないじゃん。このままエアコンをつけているとコンプレッサが焼き付くので即停止。うーん、やっぱりどっかでガス漏れしてるんだろうなあ。ステアリングラックのそばのパイプに、黒いオイルらしきものが付着していたから、そこから漏れていると言うのが有力だろう。もしかしたら、他にも漏れているところがあるかも知れん。あー、思い立った内にやっておくべきだったなあ。

2002/05/21
BeAM君に誘われたので、シルビアの抜けまくりなショックに酔いつつJマートに行く。私は8,10,12,14が行けるラチェットメガネと、M6のネジを購入する。ラチェットメガネは300円で買ったのがあったが、ラチェットの方向を変える機構が動かず、使い物にならなくなっていた。ネジは、同じ物を持っていたはずだったんだが、どこかに消えてしまったため。他にも買いたい物はあったが、勢いが足りなかったので保留。

2002/05/18
AWに乗る機会があったので、例の息継ぎがあるかどうかを確認する。結果、しっかり息継ぎしていた。軽減されたような気がするのは、多分気の所為だろうな。とりあえず、今度はバックパネルとかのアース強化をして、それでもダメならリレーの接点洗って、と言うコースだろうか。

2002/05/14
暇だったのでどこかに出かけようかと思ったが、特に行きたい場所もなかったので、アース強化、俗に言うアーシングをやる。既にあおさんに作ってもらったものの強化、である。材料は、猫罰氏からまとめて貰ったと言うか強奪した、8sqのケーブル、圧着端子、エーモン辺りのものと思われるターミナル等。とりあえず、純正のターミナルを社外品のターミナルに交換し、バッテリーからボディへの結線を引き直すことを目標にする。が、ボディ側はインクラを外さないとアクセスできないので早くもメゲそうになるが、気合いを入れ直してインクラを外す。後は、インクラを外さなければ結線できないところを中心に、圧着端子がなくなるまで線を引きまくる。

新たに追加した所は、純正の代わりが2本、エアフロのハウジングの使ってないボルト穴、左ストラットアッパー付近の水温センサーらしきもののステー、そしてスロットルボディのスロポジセンサーのコネクタ付近を各1本ずつの、計5本。ディスビの付近にもやりたかったが、簡単に外せそうなボルトがなかったので断念。純正のバッテリーターミナルは、適当な袋に入れてビニテで止め、バッテリー台の近くにタイラップ止め。他にも、バックパネルや右のストラットアッパーにもやりたかったが、新たに端子を買いに行くのが面倒だった、と言うより日が暮れかかってたのでこれで終わりにする。

その後、ちょっとしか走ってないので、効果があったかはまだ不明。1速での息継ぎがなくなったような気がするが、まだハッキリとそうとは言えないと思う。

2002/05/10
家に帰ると、自動車税を払えと言う通知が来ていた。請求額は43400円。普通は4万しないんだが、生産後13年以上経過しているため、見事に増税を喰らう。まあ、古い車は車検が1年ごとだった時代に比べればまだマシか。

2002/05/09
フードロックスプリングの交換を行う。エンジンフードオープナーを引っ張っても、エンジンフードが上がってこないのを何とかしよう、そのついでにボンネットの同所も交換しよう、というコンセプトである。まずは前から。ボルト3本の所を2本で止まってる(1本は昔ネジ切った)ロック金具を取り外し、プライヤで引っ張って太いバネを分離、交換。着いてたバネはサビサビだった。最初は、太さの全然違うスプリングを着けてしまうポカをやるものの、脇の細いスプリングなどの交換はほぼ滞りなく完了する。交換後は、無駄にロックが硬くなった印象だ。ボンネットをロックするまで押し込むのに少々苦労する。ボンネットを落とすだけじゃロックしてくれないことが多い。まあ、開かない閉まらないってわけじゃないから良いんだが。

続いてエンジンフード。全く同様の作業をこちらも行うのだが、スプリングの交換は楽だったものの、ロックの横方向の位置合わせに苦労する。交換後、一回閉めて試しにオープナーを引っ張ると、フードロックが外れる手応えがまるでない。……。何回引っ張ってもないものはない。……。開かない?このまま開かなかったらどうしよう、と考え始める私。ダメ元で、オープナーの裏のワイヤーを引っ張ったら何とか開いたものの、この方法も100%成功するとは限らないようだ。ロックの動きが渋いのかと考え、5-56を吹いても全くの無駄。試しに、ドライバーの柄をロックに押し込んでオープナーを引っ張ってみると、ドライバーはものの見事に半回転。フードロックが外れないわけではないようだ。……。つまり、フードを押し上げる力が足りない、と言うことか。

そんなわけで、オープナーを引きながらフードを持ち上げれば大丈夫なんじゃないか?と考えそのように実行すると、間違いなくフードが開けられることがわかった。どうやら、スプリング交換によってロックが硬くなっただけで、逆にフードは開きにくくしてしまったようだ。わざわざスプリングを元に戻すのも面倒なので、そのまま終了。開かないわけじゃないから、とは思うが、自分で引っ張り上げなきゃならん、というのは致命的な問題ではなくても相当イヤだ。エンジンフードを手で持ち上げる為には、トランクを半開き以上にしなきゃ手が入らないし。まあ、一人で開けられるだけまだマシか。どーにかして、フードを持ち上げる力を増やせんもんかなあ。

2002/04/30
早起きして、道志、三国峠、丹沢湖、箱根神社、足柄峠、とまわる。車は、r_cube氏のロドスタ。幌が、NB用の熱線プリントなしガラスが付いたそれになっていた。天気は非常に良かったので、日が暮れるまで幌を開けたまんま。帽子を忘れた私はあっと言う間に日焼けし、昼飯を食べる頃には顔が真っ赤になっていた。

私もたびたび運転させてもらい、峠道を堪能したが、それは明らかに、とってもロドスタが欲しくなる罠だった。ブレーキングで鼻先を入れるとスッと荷重が乗り、そこからのアクセルオンは気を使う必要がまるでない。足は、ロールの行きも帰りも丁度良く、S字でも全然左右に振られない。相変わらずの軽いボディ、フケは悪いが扱いやすいエンジン、完璧なシフトフィール、何よりオープンのこの上ない開放感。後はブレーキ強化とパワステ撤去で完璧だ。バッテリーが高いのさえ何とかなればと思うが、そのぐらいは致し方あるまい。マツダ侮り難し、である。こんな車が最近じゃあ30ぐらいから買えてしまうのだから恐ろしい。

2002/04/22
みきおくんのホイール交換に召集される。と言っても、その場に赴く途中にお呼びが掛かったのだが。ゆっけの持っているクロスレンチ(元は私ので交換した)では、レンチの部分が太くて新しいホイールの穴に入らず、ナットを締められなかったらしい。私の持っているレンチには、肉厚の薄いソケットが付いていたので何とかなったが、それでもかなりギリギリだった。

2002/04/21
朝から雨降り模様だったので、バイトに行く前に雨漏りの確認。外から除いた限りでは、シートは濡れていなかった。洗車の時にシートについていたシミから、雨漏りが心配だったが、普通の雨では大丈夫なようだ。どーやら、洗車の時は下から水を吹きかけて〜と言うオチのようだ。しかし、建て付け調整をすればドアガラスのガタガタも解消されるかもわからんし、安心して洗車もできるってもんだ。

2002/04/19
めでたく就職活動も終わったので、とりあえず洗車。の前に、ゆっけを連れて湘南台のジェームズへ行き、オイルとフィルターの交換をやってもらう。自分でやった方が良いのだが、やっぱり面倒だった。学割を使ってオイル代+1kならば安いもんだろう、と言うノリだ。今回は、BPの10W-40の鉱物油を入れてみる。相変わらず、3k以上のオイルを入れないところがセコいが、消耗品にそれ以上出せない、と言うのが正直なところだ。交換後は、明らかにエンジンの音が静かになり、回転がスムースになったように感じた。まあ、前にオイル交換してから少なくとも半年は経ってるだろうから、当然と言えば当然なんだが。

移動中、この日はCDを忘れてきたのでラジオを聴いていたのだが、伸びたオートアンテナがけっこう派手に動いているのをミラー越しに見てしまう。車を停めたときに試しに手で動かすと、ガタがあるとかそーゆーレベルではなく、グラグラする。……。これって、そのうち根本から折れるんじゃないの?そのうち、他車種の純正に採用されているようなホイップアンテナにでもして、オートアンテナは取っ払ってしまおうか。

ゆっけんちに戻り、洗車。結局、就職活動中は一回も洗車をしなかった。洗車をしていると、泡が窓から室内に入ってしまうのを発見する。窓を押してみると、普通にガラスを押し込めてしまう。どうやら、窓の建て付け調整をしなければならないようだ。助手席のサイドサポートの部分にシミらしきものがあったので、雨漏りしている可能性も否定できない。これは早々にやらなければ。

洗車後、右ドア開口部後ろ端のサビを、サビチェンジャーとかしても全然なくならないなあと思いつつ眺めていると、ボディとリアフェンダーの継ぎ目の溶接されているはずの部分から、水が染み出しているのを発見する。反対側の同じ所を見ると、そこはしっかり止められている。もちろん、水の染み出しもない。……。つまり、溶接が何らかの理由によって剥がれてしまった、と言うことだろうか。流れていた水の進入経路は……サイドシルか。サイドシルは水路になっているし。いやー、道理で開口部のサビを殺しても殺しても増え続けるわけだ。裏側から浸食されてたんじゃ、そりゃ表だけ処理しても無理だっつーの。

何はともあれ、そうなった原因を追究するべく、サイドステップを左右とも外してみる。と、左は何ともなかったが、右は継ぎ目の見えない部分で一度折れたのを、ガムテープ等で補修してあった。さらにその下のボディに、縦方向に亀裂が入っていた。サイドシルの後ろ端も、下から何かに突き上げられたように凹んでいる。って、これは私がウマの上にボディを落としたときのヤツだ。しかし、私にサイドステップを修復した覚えはない。開口部のサビは車体を落とす前からあったし、既にここはぶつけられた経験があり、その頃から溶接が剥がれていた、と考えるのが妥当だろう。サイドステップより上には、何かに当たった形跡がない、と言うことは前オーナーが縁石か何かにぶつけた、てな具合だろうか。……。うーん、どーしたもんだろう。板金してそれほど掛からないんだったらやりたいけど、果たして直せるもんなんだろうか。それとも、このまま放置か?

とりあえず、今この場でどーにかなる問題ではないので、右前のインナーフェンダーをめくってゴミをある程度かき出した後、サイドステップを装着して終了。右と左のネジの使い方が違ったのも直しておいた。改めて、前のオーナーが随分といい加減だった、と再認識した。やれやれだぜ。