これで一応、顔が写るぐらいはツヤが出てくれた。が、色が他部より濃かったり、塗料が垂れたり霧にならずに玉になった部分が放置されたりと、非常にいい加減な塗りだった感は否めない。しかし、ここら辺をどんなにいい加減にやっても、塗る前よりはマシ、と言う状況は変わらないのが、バンパーを塗る前の色褪せの酷さを物語っている。リアもかなり酷い状態だし、こっちもいつかやりたいところだ。
この日は塗装の合間に色々とやる。まずはゆっちと共にオイル交換。オイルは塗料を買いに行くついでに買った、キャッスル純正SJ30。SLに移行しているはずなんだが、残っていた。今回はフィルターを交換しなかったので、作業は簡単に終わる。やっぱスロープがあると楽だわ。
さらに、フロントガラスの油膜取りもやる。使ったのは、ゆっちが買ったキイロビンと言う、文字通り黄色い瓶の代物。使用方法は、濡らしたガラス面に押しつけることで研磨剤を出して、水が弾かなくなるまで擦るだけ、と言う簡単なこと極まりないもの。が、油膜はものすごく落ちた。水が変に弾かれない。何もやらなかったドアガラスとは大違い。と言っても、雨中運転をしたわけじゃないので、実際の効果がどんなもんかはわからないんだが。
続いては、いわゆるアーシングのケーブルを追加作製と経路変更。あおさんに作って貰ったヤツを外し、その代わりとなるものや、それ以外の部分を作る。左側のエアフロ方面はいじらず、右側を大幅に改良。外した部分は、バッテリーからインジェクター脇とイグナイタへ分かれるもの。今度は、イグナイタには経由なしで引き、ディストリビュータのハウジングにも経由なしを追加。ディスビは前回、線を付けられそうなネジがないから、と断念したが、ディスビカバーのステーと思われるネジを抜き、そこに付ける。インジェクターの脇へはバッテリーから直接引き、そこから右ストラットアッパーとスロボへ分ける。スロボからはトランクとの隔壁にある、ABVかVSVか何かのステーへ引く。右ストラット方面は、エンジンからの純正アースと並列に引く。ここで、6mあったケーブルが終了。こんなに使うんだったら、数割りの効く10mでも買っておくんだった。
以上まとめると、バッテリーからはイグナイタ、ディストリビュータ、インジェクター脇、インジェクター脇から分かれて、スロボ経由トランクの隔壁と純正アースに並列、を引いた。追加されたアースポイントは、純正の強化を除くとディストリビュータとトランクとの隔壁。ディスビは、その信号の持つ質と電圧から、前からやりたいと思っていた。トランクとの隔壁は、トランク内に収まっているエンジン用ECUとS/Cリレーの、グランドを強化する名目で引く。例の3000rpmぐらいで起こる息継ぎが軽減されれば、と考えた次第である。
効果は、ちょっと元気になったかな、と言う前回施行時と変わらない印象だった。が、スロットル全閉付近であったグズ付き、ヘタをすればハンチング、と言う症状が軽減されたのは、確実に体感できた。スロポジセンサーが少々おかしいのかと思っていたのだが、ECUのアース強化が効いたのだろーか。しかし、相変わらず、3000rpm辺りでの息継ぎは直らず、スロットル全閉付近のグズ付きも全快したわけではない。まあ、今度はプラグコードをやってみて、それでダメならまた考える、と言ったところか。プラグコードこそ真っ先に変えるべきだろ、と言う意見が尤もなんだが。
作業後、みきおくんちへ。私の愛知行きの餞別と言うことでオゴられた、ケンウッドのFX-9000を受け取り、その場で取り付ける。作業自体は難なく終了。前面パネルが2DIN分は前に出る機構の為、どっかと干渉するかもわからないけど何とかなるべ、と言うノリだったが、ひとまずどこかに当たると言うことはなかった。しかし、サイドブレーキとのクリアランスがギリギリなため、サイドを引こうとしてパネルに指が当たることはあった。しかも、指が当たってパネルが動くから怖い。それ以外はまるで問題がなく、3速に入れててもCDが交換できそうだった。機能面では、日本語ID3タグが出て、曲間のブランクもほとんどなし、と言う文句なしの性能。アルファベットが強制的に全角になったり、パネルを動かすと音が切れたりするものの、そんなことは余りにも些細だ。ハッキリ言って大満足、ありがとうございました>各位
ちなみに、今日塗ったのはほぼ私。BeAM君に教わったよーに、とにかく素早く動かしながら塗ってみる。動かす速度が遅いと、厚く塗るのは簡単だが、塗料が垂れてしまう危険も伴う。先日塗ったときは、主にこの方法を取り、実際に少々垂れた。動かす速度が遅いと、厚く塗るには根気が必要だ。今回は、垂れを防ぐ意味でこっちの方法でやったわけだが、何回もやってると、手が止まってる状態でスプレーしていて、塗料が垂れそうになるほど盛られることもしばしばあり、どっちの方法を取っても結果はあんまり変わらない、という状態だった。まあ最終的には、塗らないよかマシ、てな結論になるんだが。
次の作業はクリア塗りになり、それまでまた時間を置かなければならないので、今回はマスキングを剥がす。後はクリア塗って磨いてとしなければならんが、現時点のまま終わりにしても、塗る前から比較して全然よくなってるところが何とも言えん。この褪色の激しさはバンパーの素材によるものなんだろーか。
じっくり見てみると、付着したのはレンズ表面一番上の一部より上だった。青系のメイクが眉毛に施された感じ、と言ったところだろーか。なので、光道上には塗料の付着はなく、実働には問題なさげだった。とは言うものの、やっぱり落としておこうという方針で行くことにし、シンナー系と思われる塗料落としで、誤って塗られてしまった部分を掃除。あっと言う間に綺麗になる。大きい被害がなくて御の字、と言ったところか。レンズを交換する口実になったのに、と私が残念がっていたのは秘密だ。
残りのマスキングをやり、被塗装面を脱脂し、塗装開始。風が止んだところを見計らって、色ムラは削れば良いから気にしないと言う方針で、とにかくブ厚く吹く。といっても吹いたのはゆっちなんだが。当然、風が止む時間はそんなに長く続かないので、吹いては待ち、吹いては待ちを繰り返してバンパー全体を塗る。その後、1時間ほど乾かして再度吹いて、を2回ほど繰り返して終了。吹いた塗料はなかなか良く、下地が隠れるぐらい吹いた時点でリアバンパーと比較してみても、明らかに前の方がツヤが出てる、という状態だった。つーか、バンパーの褪色が激しすぎるのか。また明日も青を吹かなきゃならず、マスキングを剥がすのが面倒ということで、AWを残して私はチャリで帰宅する。
まずは、見るも無残なストライプを、水やらスクレパーやらを使って剥がす。最初は、ヤスリで削れるだろうと考えていたが、思った以上に手強かった。全部剥がし終わったところで、#320の紙ヤスリで下地を作る。ちょっと擦るだけで、見る見る白くなっていくバンパー。320ぐらいの番手でこんなに威力があるのかと少々驚きつつ、とにかく下地を作る。バンパーの上半分ぐらいを終わらせたところで、まだ用意してなかった塗料を買いに行くことになり、シビックで出陣。しかし、この頃から天気予報通りに激しく雨が降り始め、とてもじゃないが作業ができなくなったので、大和のバックスで純正色と同じ色のスプレーを2本買って、その後はその辺をフラフラする。
戻ってきた後、無残なバンパーを引っ下げたままのAWで学校へ。Tバー接着によって、日頃から鳴っていたゴトゴト音が無くなり、密閉性がかなりましたように感じた。しかし、やっぱり助手席側のドアガラスは、左に荷重が掛かるとギシギシ言う。まあ、この症状は直らなかったものの、そこまで言うのは贅沢ってもんで、雨漏りが収まれば御の字の作業でここまでの効果があったんだからそれで良し、ってところだろう。
接着は、ガラスとウェザストリップが合わさっている水路の壁、両方でやる。外側のみでもよかったが、なるべく強力に接着してボディのきしみが少しでも弱まれば御の字、と考えた次第。そう考えると、水路もシーラーで埋めるのがベターなのだが、ルーフガラスをもう一回剥がす可能性がゼロではないことを考慮し、思いとどまっておく。ここまで決めてしまえば後は簡単で、接着する部分にシーラーを盛り、ガラスを装着。シーラーがはみ出たところは拭い取って、後は放置するだけ。少々盛り方が足りなかった所為か、はみ出しが余りなかったが、まあとりあえずは接着できれば良い、という方針で行くことにしておく。左右とも同様に行い、作業自体は1時間半ほどで終了。非常に大きな覚悟を要する割にはあっけなく終わるもんだ。
作業終了後、続く作業のために、全品15%引きセール中のアクトへ買出し。私はクレのブレークリーンやら激安ディスクグラインダー(2k)やら切断砥石やらギボシやらを購入。ディスクグラインダーを使う予定は今のところないが、そのうち頼るときが来るだろう。勢いがあると、やりたいことがポンポンできて良いのだが、先立つものの減り方も激しくなるのが難点だ。その後は余りに天気が良かったため、作業は保留して流しに行く。
接着後、ゆっちんちから家までちょっと運転しただけだが、ガラスがゴトゴト言う音がなくなったように感じた。が、左側に荷重を掛けると、助手席側のドアガラスがミシミシ言うのは相変わらず。これはボディの所為、ということだろーか。とりあえず、シーラーが乾くまで待ってから、かな。
帰宅後、コジコジ先生を交えてゆっちんちで飲みつつ、明日休みだからなんかやろう、という話になる。私は酔った勢いで、Tバーを埋めると宣言。今までは自分でシーラーを使った事がなかったので躊躇し気味だったが、ゆっちが風呂場で使ったことがある、との話だったので、道具もそろっていることだし、実行することに決定。気分的に非常に複雑なのは、覚悟は決まっているはずが決まってなかったということだろーか。やはり、後戻りできないというのは、より一層の覚悟を要するようだ。といっても、新品のウェザストリップを用意すれば、後戻りできるんだが。
さて、買ったは良いがどーしたもんか。とりあえず、AWに合わせてみてから、かなあ。材質は、FRPかただの樹脂かよくわからないが、表面は薄く、ネジ止めは無理そうなので、両面テープで貼ることになるだろう。でもって、裏側の両端になぜか穴が開いている。純正でこんな状態だったんだろーか。まあ、水が入ってもサビるわけじゃないし、気になったらテープで塞ぎゃ良いでしょ。
5時過ぎに学校にて拾ってもらい、中央道を一路西へ。談合坂に寄ったり甲府昭和で降りたにも関わらず、2時間ほどで韮崎に到着。やっぱ上は速い。受け渡しをすませ、飯を喰らいつつ長々とダベり、今度のシティをちょっと動かさせてもらう。履いてくる靴の選択を誤ったため、軽フラの発進の難しさを思い知る程度で終わってしまったのが残念だった。クロスミッションも味わってみたかったが、まともに運転できないじゃどーにもならん。帰りは下道で行ったが、勝沼以降は高速が段違いに楽だなと実感。4時間ぐらい掛かってしまった。
さらに、ドリンクホルダーの片側を占領していた油温計の熱電対を引き回したりしてしまう。経路は、フォグランプスイッチの穴、オーディオスペースの下、センタートンネルの順。機械式のメーターはセンサーを分離できないので、反対方向から通せないのが面倒だ。とりあえず、フォグランプスイッチの穴から熱電対を突っ込む。オーディオを外さないでやるのは無理なので外し、奥に見えている熱電対を、可能な限りの長さで引っ張り出す。熱電対に巻いてある線が引っかかるので、一気に引き出せないのが面倒だ。半ば引っ張り出し終わったところで、穴を通さないでステアリングコラムの影から通した方が完全に熱電対が隠れる、と言うことに気付いてしまう。が、見えてるところは何かで隠せば良いや、と放置。センタートンネルはブースト計の管と同じ経路を通す。エンジンルームまでは引っ張る意味がまだないので、センタートンネル後端で外に出し、運転席の後ろに束ねておく。
引き回しが終わってから、そのフォグランプスイッチの穴を通してしまうとその部分のパネルを外せない、と言うことに気付く私。パネルが外せないと、ペダルの根本の辺りにアクセスできない。ってことは、また引き直しですか?……。まあ、ギボシがなくてバックライトの配線ができなかったから、そのときにブースト計の配線と同時にやれば良いか。まあ、そのときが何時になるかは全くわからないけど。後は、オーディオその他を元に戻して終了。辺りはまもなく日暮れの様相だった。やっぱ太陽が隠れると寒くてかなわん。