まずはフリー走行。何も考えず、走りながらコースと走り方を覚えることにする。タイムは37秒台。めちゃくちゃ遅い。まず、1コーナー、2コーナーの走り方、つっこみ方がさっぱりわからん。その後の登り高速左コーナーもさっぱりわからない。高速コーナーは、登りだから踏まなければならないが、ただ踏んでるだけで曲がれるほど、緩いRでもない。しかも、ちょっとでもアクセルを抜くと、すぐに回る。つーか、実際に2〜3度回った。やっぱりAWは、回り始めるとどーにもならない。山頂のヘアピンは、頭がすんなり入ってくれるおかげで、余り苦労はしないが、出口で踏んでも全然前に進まない。つーか、踏んでもすぐに下りで意味がない。下りの左は、よーわからんのでてきとー。最終ヘアピンはまだマシだが、やっぱり前に進まない。そうこうしている内に、フリー走行は終了する。
続いて、4人一組で3チームで順番に走り、タイムアタック。パパさんの横に乗せてもらい、走り方を教えてもらう。1コーナーは直線的につっこみ、2コーナーでしっかり減速、高速コーナーにベストとなるよーに立ち上がる、と言うのが基本のよーだ。それを参考に走ってみても、イマイチつかめない、と言うのが正直なところ。相変わらず高速コーナーでは2〜3度回ってしまった。タイムは相変わらず遅い。
タイムアタックも終わり、後は自由、と言うところでやってしまう。相変わらずの高速左コーナーでスピン。そのまま回りきるかなーと思っていたら、グリップを回復。コーナー内側の山へ向かう。そのまま座礁。……。とりあえず、バック。出れない。どーにもならないので、助けが来るのを待ち、押して貰いながら、何とか脱出する。しばらくそのままで居ると、アスファルトにLLCが流れてきた、とのこと。前からではなく後ろからなので、エンジンルームを開けると、リザーバータンクからLLCが吹き出している。前を確認すると、ラジエータからは漏れていない。しかし、ふと気付いて、ボンネットを開けて覗いてみると、ラジエータファンが止まっていた。協議の結果、発熱しちゃいかん、ってことでエンジン停止。思いっきりオーバーヒートだ。みなさんに押してもらい、何とかピットまで戻る。
ピットまで戻り、まずは、状況の確認。右リアタイヤ外れ。ラジエータファン不動。前バンパー、フェンダー破損。移動時に、足回りから音が鳴っているのも確認。右リアタイヤをテンパーに交換しつつ、この後の帰り方を考える。ラジエータファンは、手で回しても引っかかるので、回らないのは確実。さらに、足回りから音がしているので、走行は難しいだろう。と言うことで、自走or牽引をあきらめ、ローダーで持って帰ることにする。AWは転がせるようにはなったので、てきとーに荷物を積み込み、駐車場に置かせて貰う。
続いて、ローダーをどーするか。考えた末に、誰かに寮近辺でローダーを借りてきてもらうのが、返しに行く手間を考えると一番良い、と言う結論に達する。ってことで、暇そう、かつ、無理なお願いを面白がりそうなヤツに電話。まずは木戸。用事があるらしく、勘弁、と言う回答。続いてたなけー。暇?すっごい暇?と言う質問に、うん、と二つ返事。ローダー借りて迎えに来て、と言うお願いにも、うん、の二つ返事だった。ありがたい。ローダーは確保できたので、わかりやすいところまでの移動&道案内をANGにお願いする。道連れは整った。
サーキット走行参加のみなさんと昼食後、1時間ほど待った程度で、たなけーとなぐ氏が乗ったローダーが到着。運転していたたなけーは、かなりテンションが上がっており、道中のしんどさを物語っていた。とりあえず、途中にローダーを止め、ANG車で二人をALTまで連れていき、ローダーで入れそうなことを確認。ローダーを取りに戻っている間、私は駐車場で待機。しばらくすると、ローダー到着。否応なく、目立っていた。ローダーをAWの後ろに並べて止め、取り説を読みながら、AWを引っ張り上げる。手順は、ローダーの荷台を後ろに移動する→傾ける→AW引っ張り上げる→荷台戻す→車止めとチェーンで固定、と言ったところ。少々手間取ったが、大きな難はなかった。
帰りは、狭い道は無理ってことで、豊川に出て東名で行く。途中、何回も稲光を見てしまい、高速が川になってしまうよーな豪雨に遭遇したりしたが、道が通れなくなることもなく、帰着。AWは駐車場に安置。ローダー運転にかなり苦労し、終始ハイテンションを保っていたたなけーだったが、ローダーを返す頃にはすこぶる上手くなっていた。3人に掛けた迷惑は、美濃路飲みをオゴって精算。感謝の極み、である。
さて、AWをどーするか、だ。今までは問答無用でなおしていたが、今回は少々状況が異なる。確認できた破損状況は、
で、さらに、他の要処置事項は
である。これだけまとめて処置をするとなると最低ラインで、前で15、エンジンで7、車検で10、エアコンで3、と言ったところか。合計、30は下らない。ここまで掛けて直すか、と問われると、正直、疑問を感じる私が居る。今まで、確かに大きな修理ばかりだった。だが、100k程度の修理ばかりだったので、乗り換えるぐらいなら直す、と言う感覚で6年来た。しかし、今回はレベルが違う。さらに、エアコンがやられるのは4度目であり、もう勘弁してくれ感がありありである。まあ、買い換えるといっても、今すぐ欲しい車があるわけでも、次乗る車に当てがあるわけでもない。また、車両がないと困る、と言うわけでもない。ってことで、しばらく駐車場に安置した状態で、ボチボチとバラし、気が向いたら直すし、その気にならなければ廃車、と言う方針で決着する。
また、車室内、特にセンタートンネルがやけに暑かった。なんでかな、と思ったら、センサをバルクヘッドに通した後、その穴は隙間だらけのまんまだった。そのため、エンジンルームの熱がセンタートンネルカバーの下を伝い、シフトレバーの辺りまで到達していた。やはり、ゴム蓋を加工するなりして、穴を塞がねばならないよーだ。
ゆっちんちに戻り、昼メシを食ってきて作業開始。道連れはゆっち、そしてG。エンジンルーム側の作業はゆっち達に任せ、私は室内をやる。センサを引く経路は、メータ→ステアリングコラム→オーディオ裏→センターコンソール→バルクヘッドのシフトケーブルを通す穴→エンジンルーム。いわゆる、定番コース。室内の配線は、コラムの奥で引っかかって、ちょっと手こずったぐらい。引っかかりやすいセンサを長々と引っ張るのは、ものすごく面倒である。バックライト電源は、ブースト計に習い、イルミにぶら下げる。ついでに、インストゥルメントロアパネルが取り外しできなくなるよーな引き方をしていた油温計のセンサも、引き直すことにする。このパネルも半分外しつつ作業をしていたのだが、作業途中に割ってみたり、とかは良くあった。まあ、見えにくいところなので、気にしないんだけど。
続いて、バルクヘッド。ここの穴はゴムでふさがっている。ブースト計のホースを引いた時に切れ目は入れたが、ぶっといセンサを通すために、これは取っ払うことにする。と言っても、カッターで切り刻み、プライヤで強引に排除。再利用なんてまるで考えていない。しかし、どーやらエンジンルームからボルト止めされているだけで、強引に取る必要はなかったよーだ。邪魔者がなくなったところで、センサを通す。が、思った以上に余裕があり、難なく通ってしまう。うーん、拍子抜け。まあ、それに越したことはないんだが。
エンジンルームは室内と同時進行で、ゆっちとG任せ。ホース内部には水垢がこびりつき、ホースバンドの跡がくっきり付いているぐらいの劣化っぷりだったが、ひび割れ等は見られないのでそのまま使用。ホースをぶった切ってアダプタ割り込ませ、センサが下に出るように向きをセット。横向きにすると、上下の振動でセンサが折れるそうな。その後、センサの取り付け。しかし、センサの穴から漏れがあるらしい。確かに、何回試行錯誤しても、水漏れが直らない。センサを伝って、下に垂れている。逆に、何回も試す度に漏れがひどくなる始末。調べてみると、シールテープを巻いたネジ部ではなく、センサと固定用ネジの間から漏れているよーだ。ラジエータホースは切ってしまったので、もう後戻りはできない。
どのような対策を取れば水が漏れないか、3人で協議。その結果、漏れている部分に液体ガスケットを塗って、それで何とかすることにする。回るところに液体ガスケットを塗って、本当に漏れなくなるのか、と言う不安はあったが、まあ、最終的に固まればOKである。一度やったら取り外しできなくなるんじゃ、と言う指摘もあったが、取ったときにもう一度この水温計を使うことはあるまい、ということで了承。該当部に液体ガスケット塗りたくり、シールテープ部から漏れなくなるまでネジを締め込む。水を入れる。漏れない。エンジンを掛ける。OK。ラジエータキャップ付ける。漏れた形跡なし。ゆっち曰く、現在水漏れ中のシビックは、ラジエータキャップしない時点で水が漏れているが、それほどのスピードでは減らない、とのこと。それならば、まあ大丈夫だろう、と判断。一件落着、とする。この頃には、ぶっちぎりで夜だった。
片付け&エア抜きをしつつ、本当にメータが動いているか、等をチェック。とりあえず、メータの照明は点き、水温は90℃まで動くのは確認した。針が動くことに文句はない。しかし、バックライトが少々明るすぎる。同K'sメーター製のブースト計と同じ照明色のはずだが、水温&油温の方がライトが明るい。ブースト計や純正メータよりも、無駄に目立っている印象だ。同じ会社で同じ色のはずなのだが、バックライト色が違うのが不思議だ。バックライトの配線形状が違ったし、生産時期やタイプが違うのかも知れん。まあ、電源側に抵抗でも突っ込んで、何とか調整するか。面倒なのでそのまま放置、になりそうな気もするが。
水温計アダプタは、ラジエータホースを切って間に挟むヤツで、同じくJURANのそれ。ラジエータホース径を適応表で調べてもらったところ、AWはいくつ、と言う表示はナシ。まあ、他の4Aエンジン車やSWも30mm径だから、AWも30mm径だろう、ってことで30mm径のを買う。センサのボルト径は、M16 P=1.5。オオモリのメータと同じ径なので、機械式の温度計ではこれが一般的なのだろう。
ゆっちんちに帰着後、夜だっつーのに作業開始。流れは、水抜く→ホース切る→アダプタ挟む→センサ付ける、と言った具合。センサの設置場所は、丁度ホースが直線で、センサの取り回しが楽そうな、ラジエータキャップのすぐ脇、イグナイタの真上辺り。電装品の上に水漏れの心配があるものを配置するのもどーか、と思ったが、漏れちゃいかんものだし漏れないよーにすれば問題なし、と判断する。まずはラジエータキャップから、注射器で水抜き。抜いた水はそのままリザーバーに直行。周辺に撒き散らしつつ、水が吸い出せなくなるまで作業を行う。吸い出せなくなったところで、ラジエータホースを外す。少々水がこぼれてしまったが、吸い出さないより全然マシだろう。
ホースを切るところを決めつつ、ゆっちがカッターナイフを持ってくるのを待っているところで、ふと思いついて水温計アダプタにセンサを合わせてみる。と、ここで罠が待っていた。センサがアダプタに奥まで入らない。アダプタの径に対し、センサが長すぎるため、センサが全部入りきらないうちに、反対側の壁に当たってしまう。そのため、センサを固定するネジが1回転ぐらいしか山に当たらない。……。これって、水温計のアダプタとして、良いのか?また、30mm径の水温計アダプタは、太くなっているところでも、31mmぐらいしかないのだが、ホースの内径が33mmぐらいある。このまま組んでも水漏れ必至、である。とりあえず、このまま続けてもしょうがないので、作業は中止。ホースを元に戻し、水入れ&エア抜き。エアはもちろん噛んでなかった。
ゆっち部屋に戻り対策を対策を考える。とりあえず、30mm径の水温計アダプタでは、ホースとの接合部からの水漏れは免れないので、買ったところに赴いて、径の太いものに交換してもらう方向で行く。まあ、調べてもらって買ったし、交換に応じない理由はないだろう。アダプタの径が太くなれば、ホースとの接合部での水漏れもなくなり、径が太くなった分、センサも奥まで入ってネジが噛む量も増えるし、一石二鳥である。アダプタの径は、なるべく太くしたい、ということで34mm径のものに交換してもらうことに決定。ゆっちの部屋にあった新品のホースでも、ホースより太いアダプタを強引に突っ込めたので、少々の無理は効くだろう、と予測。AWのホースを新品にしたときも、まあ強引に突っ込めるだろう。しかし、アダプタの奥までセンサが突っ込めない、なんて罠が待っているとは。この辺も純正を買っとけ、ってことか。やっぱり。
その調子で、左も交換。こちらは苦労なし。右はサビが強固だったが、左はなぜか、ひどいサビが全くなかった。右側は、スキーに行った後の洗い方が甘かった、ってことだろーか。やはり、ゆっちの言うよーに、高圧で放水したらんといかん、ってことか。その後、リアストラットバーも交換しようとする。しかし、レンチを振るだけのスペースが確保されておらず、右は交換の際にアンダーカバーを外さなければならなかったので、保留。ショック交換できただけでよしとする。さらに忘れそうになっていた、右後ろブレーキのエア抜きをして作業終了。天気は曇りだったものの、そのころにはしっかりバテていた。
ナックルとの接合部は軽くではないものの、普通に緩んだ。しかし、スタビリンクが回らない。真ん中にヘックスキー(6角)を突っ込んで、14ミリのメガネレンチで回すのだが、あいにくメガネはなくしてしまってない。代わりに、コンビネーションレンチで行こうとしたが、これまた短い。ヘックスキー側を回そうとしたら、キーの穴が崩れる始末。部屋に忘れた5-56を吹いても、回る気配がなかったので、作業中止。諦めて元に戻す。5〜6年前よりさらにサビが進行しているとは思わなんだ。
やることがなくなったので、そのまま二人で買い物へ。中川のアプガレ→ストレートと行き、14と17のメガネレンチやら、ノコギリやら、3/8オス1/2メスの変換ソケットやらを購入。1/2のラチェットを持っているクセに、付けられるコマがない、と言うアホな状況は解消された。
荷物が届いた勢いのままに、ショックをシェルケースに詰め込む。工具一式は部屋にあるし、他にやる場所もないし、ってことで、作業場はベランダに決定。明かりは、部屋にある電灯をその辺から釣って確保する。とりあえず、ストラットをバイスに固定するのだが、修理書では、2枚のロアブラケット間にラチェットのコマを挟んで、全部まとめてバイスに掛けろ、と書かれている。しかし、AWに積んであるソケットレンチ軍団を持ってくるのが面倒なので、コマを挟まず、ブラケット1枚だけをバイスで軽く固定。バイスが小さいのが幸いした。固定ができたら、リングナットをパイプレンチで回す。力の掛けにくいパイプレンチだけに、少々手こずるかなと思ったが、何の苦労もなくあっさり回った。まあ、自分で締めたところだし、そんなもんだろう。
ショックをシェルケースから取り出すと、あふれ出すオイル。だだ漏れだ。ショックをストロークさせると、ロッドの付け根からさらに漏れてくる。やはり、砂やらなにやらにさらされるところは弱い、ってところか。新しいショックは、ぶしゅぶしゅと音がしなくくなるぐらいまで、数回ストロークさせる。横向きにするとまた音がし出すので余り意味はないが。シェルケースを少々掃除し、新しいショックを組み付け。パイレンで満足の行くまで締める。作業はあっと言う間に終了。正味30分の作業だった。
SWからランサーになったまなぶ氏より、インターゲット(即ちC-ONE)のフルバケ使わない?と持ちかけられる。前々から、右寄りの運転席が気になっていたので、少々検討してみる。横幅を測ってみたところ、今付いているレカロのセミバケより、フルバケの方が狭い。こりゃ期待できるかな、ってことでいったん引き取り、部屋に持ち帰る。
フルバケに座ってくつろいでいると、ふと、違和感を感じる。何か、首の辺りがダルいような、肩がこるような……。ふと、原因に気付く。ショルダーサポートに肩が入らん。そのため、背中に対して肩が前に出てしまい、体がこった、と言うわけだ。流石に、体に合わないフルバケを使うわけにはいかないので、返却することにする。やっぱ、シートは実際に座ってみんとわからん。