あんまり多くないですが、私の所有(しているorしていた)機材です。

Roland JX-10 & PG-800
R社のアナログシンセですが、オシレーターはディジタルの物です。MKS-70の鍵盤付きですね。PG-800は音色プログラマです。スペックは、2DCO,1VCF,1VCA,2EG,1LFO,76鍵,ヴェロシティ&アフタータッチ付、DCOは三角波,ノコギリ波,矩形波,パルス波,ノイズ(DCO2のみ)で、クロスモジュレーション,オシレーターシンクが付いています。このシンセは高校時代から憧れていた物でした。基本的に○○が使っている〜とか、それだけの理由で異常な値段が付く事が大嫌いで、いわゆる有名なシンセは意識的に避けているんですが、これはそんなに有名じゃなく、使ってる人も少なく、値段もバカみたいに高くなく、それでいてスペックは満足出来る、と欲しいシンセの筆頭でした。

購入したのは何時でしたか……。正確な日時は忘れてしまいましたが、その日私は、雑誌の広告に載っていたサンプラー(Roland S-550)を買うべく、小岩の某楽器屋に行きました。が、到着した私を待っていたのはドアに張ってある臨時休業の紙。なんじゃこりゃ!?電車賃返しやがれ!!とか思いつつ、腹いせに秋葉原に行く事にし、某マップ楽器館へ行きました。そこで待っていたのがJX-10。値段は約4万円。当時の相場が7万ぐらいでしたから、当初サンプラーを買うつもりだった金も数分後には影も形も有りませんでした。で、その後重さ14kg、立てると胸の高さまで有るそれを電車とバスで持って帰りました(爆)。その後渋谷でPG-800を発見し、30kで購入。やっぱり渋谷は高いです。というか、えち○やだから高いんでしょう。

んで、肝心の音ですが、やっぱり期待通りの音の良さと奥の深さでした。ローランドはストリングスに代表されるような綺麗な音が得意ですが、オシレーターシンクなどを使えばちょっと太めの音も作る事ができ、さらに2音を同時に重ねる事も出来る(2DCOだから合計4つのオシレータを同時に鳴らせる)ので、太めでポリなサウンドも作る事が出来ます。欠点は、DCOを採用している所為か、太い音はある程度太い音までしか出せないこと、フィルターが余り強烈ではないこと、でしょうか。でも私はシンセはオールマイティーである必要はないと思ってるので、全く問題ないです。

只今、鍵盤が一つ(B5)死んでます。液晶が表示されたりされなかったりします。音源内部に関わる所ではないので、修理すれば簡単に治るんでしょうがやってません。そのまま、今でも音楽をやっていると言う、バイト先のヤツの所にドナドナされました。

CASIO CZ-3000
カシオのデジタルシンセですね。デジタルシンセならではの方式で、オシレーターはいろいろな波形(元からレゾナンス発振したようなものもあり)を繋ぎ合わせて、二つの音の特徴を持ち合わせたような音を出せたり、波形の読みだしスピードを変えてフィルターを使うように音色を変化させたり、という物凄く独特なものでした。

私的に、折角のデジタル音源なんだからPCMで本物モドキを一生懸命作ったり、わざわざアナログをシミュレートしたりというのはナンセンスと考えるわけです。そんなわけで、非常にデジタルらしいこいつを前から気に入っていて、横浜のイシバシで20k弱というものに遭遇し、勢いで買ってしまいました。この日はよりによってチャリだったので、ペダルの上に乗せてチャリを押して帰りました。途中で落として角を傷つけてしまいましたが、音には関係ないので問題なし(爆)

音は良くも悪くもデジタルらしい音で、アナログでは絶対不可能な音とかが出せたり、切り裂くようなリード系の音も出せたりかなり面白いのですが、アナログのように音を太くできないのが最大の欠点でしょう。これは諦めるしかないです。割り切りましょう。はい。音の流れがわかりやすく音作りはしやすいのですが、操作がダイヤルではないので、パラメーターを変える時にボタン連打が必要だったりするのが難点です。私はそれを面倒に感じてしまうタイプです。音を計算して作り上げることが可能ならば、こいつは非常に面白く感じるでしょう。しかし、適当にパラメータをいじってもうまく音が作れないので、取り説を読まない人には厳しいでしょう。

私のやつはコーラスとメインのボリュームがちょっとガリってます。とりあえず、スライダを動かすと軽減されるので、なおしてません。

Roland SC-33
私が初めて買った音源です。高1くらいの時に金を貯めて買いました。地元の楽器屋で買ったのですが、遥か前にk-yaさんが買った同じものとロット番号が非常に近かったです。そう、モロ売れ残りです(笑)

これはGS対応をうたったものではあるんですが、SC-55mkIIなどにはあるCM-64の音はGSの範囲外で有るため付いていません。よって、GS向けMIDIデータと標記されていながら、この辺を使っているものと出くわすと悲しくなります。まあ、自分で作る分にはなくて良いんですが。

音源の方式は、頭はサンプリングを使いその後は内蔵音源を使ってその音らしく見せる、といういわゆるPCM音源です。で、私はこの音源に高校時代を捧げた訳ですが、今思うとなんでこんなに奥の浅い音源に高校時代を捧げてしまったんだろう、と非常に後悔しています。サンプリング、内蔵音源ともにショボい為、リアルな楽器の音が欲しくても出せません。フィルターもダメダメな為、音の変化は大したことは有りません。レゾナンス発振なぞ夢のまた夢です。エンベロープに極端なパラメータを付けると、PCMの終わりぎわやアタックにノイズが乗ったりします。歪み系の音はほぼダメです。ギターも何処がギターじゃい、という音ばっかりです。攻撃的なエフェクトもまったく使えません。まだまだあります。挙げたらきりが有りません。

手軽に思い描いた楽曲を起こすのには(起こせるのなら)便利でしょう。しかしそこから先、曲を煮詰める段階に行った場合、苦労の割に思い描いたイメージに曲を近づけることは難しいでしょう。ならばよっぽど他の音源に音を置き換えたほうが得策です。他の機材を使って本当に満足できるのと、この音源だけである程度満足になれるかもしれないの、どちらがいいか、ということです。この音源はそこまでの深さしか有りません。私はマジで、当時他の音源またはMODやFM音源などに出会っていればなあ、と思います。最近はPCのサウンドカードにXGのチップが乗っていたりして、それが5k以下で買えたりして、良い世の中になったもんです。

Roland S-750
S-770の廉価版と言ったイメージのサンプラーです。人づてに譲っていただきました。

Roland JX-1
高校の時に、LAOX楽器館のシークホーで買いました。夜に行って整理券を貰い、帰るのも面倒なのでそのまま秋葉原で夜を明かす、と言う若いことをやってました。このとき同行していたk-yaさんは、DX-7を買ってました。

このシンセ、JXと付くぐらいだから、JX-3Pやら8Pの親戚ぐらいだろう、と思って買いました。しかし、ただ名前を貰っただけの全くの別物でした。音源はサンプリング音源で、GS音源と同じぐらいまたはそれ以下のパラメータ自由度しかありません。一応スライダーは付いてますが、フィルターもエンベロープも全然効きません。ベースとなる音色も、30ぐらいしかありません。結局、ストリングスとリードを一つずつぐらいしか、使えそうな音は作れませんでした。まさしく、お遊びキーボードでした。いじり倒す時間がある時に、こんなキーボードしか持ってませんでした。なんと言うか、非常に悔しく思っています。

他にもまだ少々有ります。まあ、気が付いたときにでも。